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商業百合にはハマらないと豪語していたのにアサルトリリィに沼った

IOS版アプリがリリースされた「アサルトリリィ」。

初期はログインボーナスも豪華だろうし、少しやってみるかと思ったが最後、完全に沼にハマりました。

 

普段はストーリーはスキップする派なんですが、今回はアニメ未視聴ということもあり、初めての世界観に興味津々で読み進めてしまいました。

メインストーリーはフルボイス(だった気がする)で、満足感すごいですね。

 

実は私はタイトルにもあるように、アサルトリリィにだけは絶対ハマらないと思って頑なにアニメを見ていませんでした。

というのも、アサルトリリィは"商業百合"という噂を耳にしたことがあったからです。

 

実際、アサルトリリィでは公式が積極的にカップリングを提供していますし、ストーリーの台詞回しにも百合要素、いやド直球な百合台詞が散りばめられています。

だからたしかに商業百合という評価もあながち間違いとは言いきれない気もします。

 

ただ、やはりキャラクター設定の作り込み方が圧巻でした。

 

ヲタクはキャラクターの設定さえ与えられれば、あとは妄想やら二次創作なんやらで脳内補完できますから、キャラクター設定が良ければ沼に入れます。

過去のトラウマや、執着、仲間の死、幼なじみ設定や先輩後輩設定、どれもどれも全て王道なのですが、奇をてらわない堅実な設定が磐石な百合体制を築いています。

そしてやっぱりバトルものですから、なんと言っても庇う庇われるを見られることも熱いですよね。

あととにかくキャラが全員かわいいです。

 

順調に沼っているので、アサルトリリィについてはまた記事を書きたいと思います。

それでは、今日中に10話をクリアしてハードモードに進んできます。

 

 

「劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン」に物申したい

 

昨日、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンを見てきました。以下の文章は、そこで感じた違和感を消化するためのものです。これから皆さんとはこの違和感を共有できたら嬉しいです。

一行目から多分にネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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・違和感を感じた3つのポイント

⒈少佐が生きていた

作中でも死亡した決定的な証拠はないものの、頭部に銃撃を受けて瓦礫に埋もれたはずなのに、生きてているのは不自然さが残りました。

当時の状況について、ホッジンズや少佐の兄もまず助からないだろうと評していたのに、理由付けもなく実は生きていましたというのは、あまりにご都合主義であるように感じます。

 

⒉ヒーローと悪役のバランス

ヒール役だった少佐の兄の株が上がる一方で、ヒーローであったはずの少佐の株が下がりすぎたように感じます。

かつての誠実さや勇敢さ潔さはどこへやら、奇跡的に一命を取りとめたあとは、その無事を誰に伝えることも無く孤島に引きこもったきり。さらに、ヴァイオレットが訪ねてきてもウジウジと自宅に引きこもり、ホッジンズの説得にも自分語りを返すのみで耳を貸そうとしません。このような態度には、作中でも、「大バカ野郎」「麻袋に詰めて引きずり出したい」などと指摘されていましたが、これらの台詞には多くの視聴者が共感したのではないでしょうか。

さらに言えば、ヒール役であった兄も良い人にはなりきれなかったように思えます。やはりこれまでヴァイオレットにしてきた行為の卑劣さを踏まえると、今更彼が何を言おうが言葉に重みを感じられませんでした。

 

⒊ヴァイオレットと少佐の愛を「恋」とした

決定的に描かれていたわけではありませんが、終盤の海辺のシーンで少佐がヴァイオレットに伝えた「愛している」という言葉は、まさしく告白という意味合いを持っていました。

さらに、作中で少佐の話になると頬を赤らめるヴァイオレットの表情や、自分の思いは「気持ち悪いでしょうか」と不安になる等、作中にも恋心が読み取れる描写が数多くあったことを踏まえると、2人は恋心を抱きあっていると捉えるのが自然に思えます。

 

しかし、その解釈はこれまでの文脈とそぐわないように感じるのです。

なぜなら、アニメで描かれてきた「愛してる」のかたちとは、恋心というよりは家族や友人間に生まれる「愛」であったからです。

さらに、ヴァイオレットの境遇を踏まえると、少佐に対する感情は唯一無二のものであるとは推察できますが、それは恋ではなく尊敬や感謝など、家族や上官に対する畏敬の念と愛着であるように思えます。そして、仮に恋心が芽生えていたとしても、それを恋心と結論づけるにはまだ時期尚早なのではないかと感じてしまいます。

また、少佐がヴァイオレットに恋心を抱くきっかけもよくわかりません。孤児を引き取り、慈しみながら育てるあたたかい心は読み取れますが、それがいつ恋心に変わったのでしょうか。ましてや、ヴァイオレットに普通の暮らしを与えてやれなかった罪悪感を抱えているなら尚更疑問です。

 

 

・劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの再解釈

こう考えると、2人が恋心という「愛」で結ばれるという結末はやはり不自然であるといえそうです。

であるならば、やはり劇場版の結末はそのようなものではなかったと捉え直すべきなのではないでしょうか。

つまり、やはりヴァイオレットと少佐の間には、お互い恋愛感情はなかったのだと考えてみます。

しかし、ヴァイオレットは勤めていた郵便車をやめて、少佐が暮らす島に移り住んでいます。この点整合性を取るためには、ヴァイオレットの目的はただ、少佐の傍に置いてもらうことだと考えられます。

ヴァイオレットは、今後も少佐の傍で、まだ知らない事や感情を与えられながら、生活に彩りを得ていくのです。つまり、この関係性はあくまで与える側と与えられる側という構図です。

では、少佐は与えるだけで何も得ていないのかという疑問が生まれますが、少佐は教師を務めていることからもわかるように、人に与えることを自身の贖罪としているのでしょう。

2人はこれまで得られなかった自由を謳歌しつつも、やはり過去の自分から完全には解放されることはできないのでしょう。これは、多くのを殺めた咎として仕方の無いことかもしれません。

 

このように考えると、劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデンの結末は、ハッピーエンドとは言えないのかもしれません。

 

さらに個人的には、ヴァイオレットには自動手記人形としてその才能を遺憾無く発揮し続け、表舞台に立ち続けてほしかったなと思い、残念でなりませんでした。

日向坂46 「HINATAZAKA46 Live Online, YES!with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~」

 昨日7月31日に、「HINATAZAKA46 Live Online, YES!with YOU! ~“22人”の音楽隊と風変わりな仲間たち~」が開催されました。

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彼女たち史上最高のライブだったのではないでしょうか。

 

まず、楽曲を上手く魅せるストーリー展開。

日向坂の歌は、欅坂と比べるとインパクトが弱いという点があります。しかしその一曲一曲は、幸せや決意、未来や仲間を歌うような前向きで素敵な曲ばかりです。今回のように、ストーリーを辿りながら歌詞をしみじみと読み込むことが出来る演出は素晴らしかったと思います。

 

そして、メンバーの笑顔です。自粛期間でなかなか会えず、活動も限られている彼女たちが本当にこのライブを楽しみにしていたことがよく伝わってきました。特に、開幕直後の富田鈴花ちゃんの笑顔が印象的でした。

 

また、小坂菜緒のパフォーマンスも圧巻でした。彼女は2期生として途中からセンターを任されたわけですが、センターというポジションに全く違和感がないです。それはもちろん誰が見ても綺麗だと評すであろう顔立ちも影響していますが、それだけではなく、ダンスのキレや表情、全てにおいて平均以上、むしろ満点をたたき出せる実力は、相当の努力に裏打ちされているのであろうと感じざるを得ません。センターに立ち続けることの苦悩を一切感じさせない、模範的なアイドルだと感じます。

 

そして、今回のライブは新3期生にとっての初めてのライブでした。最初は緊張しているように見えました彼女たちですが、後半になるにつれ、先輩たちとのステージを心からの笑顔で楽しんでいるように見えました。ナレーションやパフォーマンスも堂々としていて頼もしかったです。

 

さらにアンコールでは、学業のため休業していた1期生影山優佳が復活しましたね。

「自分を入口に日向坂46を好きになって貰えるような最終兵器になりたい」と言っていましたが、彼女なら本当にそのような存在になれるのではないかと思わざるを得ません。「馬疑惑の影山です」の入りは天才でした。

 

素敵な仲間たちを加え、年末の東京ドームライブに向けた日向坂46としての最高の一歩になったのではないでしょうか。

 

「結城友奈は勇者である」の新シリーズ制作発表

 

結城友奈は勇者である」の、新シリーズ制作が発表されました。

 

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私にとってこの作品は、美少女戦隊モノの仮面を被ったトラウマ鬱アニメです。

 

どういった点がトラウマ鬱アニメなのかというと、少女たちが命を削って戦い世界を守るのですが、世界はそのような少女の存在を知ることもないし、知っているものも彼女たちを単なる手駒としか思っていません。なのに、少女たちがむごい死に方や酷い怪我を負います。

 

しかし、私はこの作品を批判しているわけではありません。

戦闘に呼び出されるまでの彼女たちは、きらら系アニメと見間違うほど癒されますし、彼女たちがそのような運命を受け入れて乗り越えていく過程は、涙無しには見れないものです。

 

私は原作未読勢なので今後の展開がどうなるのか全く知らないのですが、彼女達のハッピーエンドにたどり着けるのであれば、視聴したいと思います。

山田尚子と「聲の形」の親和性と川井みき

山田尚子監督の代表作といえば、「けいおん!」です。女子高生の日常を細やかに描いたこの作品は大ヒットし、彼女の名前を世に知らしめることになりました。

 

しかし、私にとって山田尚子監督の代表作は、「リズと青い鳥」です。けいおん!が爽やかな女子高生の日常を描いたのに対して、「響けユーフォニアム」シリーズのこの作品は、ドロドロとした感情を丁寧に描いた作品です。そして、山田尚子監督は、言葉に形容しがたいドロドロとした関係性を描写するのが恐ろしい程に巧みなのです。

 

山田尚子監督の特徴は、キャラクターを美化しないことにあります。

リズと青い鳥で描かれた不和については、前記事を参照いただくとして、

実際に「聲の形」では、

池田は自分のことで手一杯で周りの声を聞かないように生きているし、西宮は空気が読めず、植木は思ったことをすぐ口にする子供だし、川井は自分保身が最優先です。

作品を通して正しい選択肢を取り続けたキャラクターは皆無なのではないでしょうか。

 

しかし、だからこそ人間らしくて愛らしいし、視聴者が感情移入しやすいのだと思います。

 

私が一番人間らしいと感じたキャラクターは、川井です。

池田が指摘したように、彼女はいつも自分が可愛いだけで、その時その時の長いものに巻かれ、責任を他人に押し付けて生きています。その不快感には、Twitterで #川井を許すな がトレンド入りしたほどです。

 

しかし、彼女のイメージが変わる一言があります。

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「自分のダメなところも愛して前に進むの」

自殺をはかった西宮に、彼女がかけた言葉です。自分を愛することができない西宮に対して、川井はある意味自分を愛することに長けているのです。

 

つまり川井は、主体性のなさを自覚しつつもそれを良しとすることで、生きているたくましい人なのかもしれません。これは無自覚な生存本能に近いものがあるのでしょう。

 

では私たちは、彼女のこのようなしたたかさを否定することができるでしょうか。

自分を持って行動すると辛いことがあります。例えば、西宮を助けた笠井さん(名前がうろ覚え)は、周囲からの攻撃に耐えきれず学校を去ってしまいました。

それに比べると川井は、周囲から嫌われ気味ではあるものの、その悪意は大きく顕在化することなく、無難な日常生活を過ごしているわけです。

 

もちろん川井の言動全てをを是とすることはできませんが、彼女を責めることも私にはできませんでした。

宇多田ヒカル「二時間だけのバカンス」の解釈

今回紹介するのは、宇多田ヒカルさんの「二時間だけのバカンス」という楽曲です。

 

・登場人物について

宇多田ヒカルさんパートの人物は、「ドレス」や「ハイヒール」という歌詞から女性であると想定されます。

 

一方、椎名林檎さんパートの人物は、どのような人物なのでしょうか。手がかりになる表現として「私たちの」エスケープがありますが、ここから性別を特定することは難しそうです。

 

そこで、この曲の歌い手が、宇多田ヒカル feat.椎名林檎であるという点から単純に考えると、この曲は2人の女性の心境を描いた曲なのではないでしょうか。

だとすれば、「君と私の」ではなく、「私たちの」エスケープという歌詞にも納得がいきます。

 

 

 

また二人の職業などについて、

はじめは、1番の「家族のためにがんばる」という歌詞から、家庭を持った社会人をイメージしました。

しかし、2番の「授業サボって」という歌詞を見ると、学生であると考えることが妥当なのでしょうか。しかし少し違和感が残りますね。

 

 

 

 

・一つの仮説

そこで、ひとつの仮説を立てました。

この曲は、「基本的には現在の心境を歌っているが、一部で過去を振り返った心境を歌っている」のではないでしょうか。

つまり、「授業サボって」という部分だけ、過去の話が入れこんであるということです。

 

前提として、歌っているパートから1番の人物を宇多田ヒカルさん、2番の人物を椎名林檎さんと呼ぶことにします。

 

宇多田ヒカルさんは「物語の脇役になって大分月日が経つ」人物であり、かつ「家族のためにがんば」っている人物のようです。このことから、宇多田ヒカルさんは、既に誰かと家庭を持っているのではないかと推測します。

 

さらに、「朝昼晩とがんばる 私たちのエスケープ」「優しい日常愛しているけど」という歌詞から、椎名林檎さんも家庭を持っているのではないかと推測できます。

だとすると、「御伽噺の続きなんて誰も聞きたくない」という歌詞は、ハッピーエンドのその先、つまり結婚後の生活の退屈さについて表していると考えることができます。

 

そして彼女ら二人は恋愛関係?にあり、合間を縫って椎名林檎さんが宇多田ヒカルさんを外に連れ出しているようです。お互い家庭を持っているのですから、このような関係は不倫関係になるのでしょう。

 

この関係について、宇多田ヒカルさんは「派手な息抜き」と歌い、椎名林檎さんは「スリル」「僕のわがまま」と歌っています。

 

そのために、「今日は授業サボって 二人きりで公園歩こうもしかしたら一生忘れられない笑顔僕に向けて」という部分は、椎名林檎さんが過去に隠した思いを歌っているのではないかと考えました。

 

上述のように、この二人の関係は、椎名林檎の思いの方が大きいのです。きっと、彼女は、宇多田ヒカルさんのことを学生時代から思っていたのではないでしょうか。

だから、数年後にこのような関係になり、宇多田ヒカルさんの前では割り切っているように振るまいつつも、この部分だけは、想い本音が漏れたのではないでしょうか。

そう考えると、椎名林檎さんパートの歌詞が急に切なく感じられます。

3番の「私たちのエスケープ」という歌詞は二人で歌っているため、思いが通じあっているように思えますが、実際それぞれのその心境は異なるものなのでしょうか。

 

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「二時間だけのバカンス」

作詞・作曲 宇多田ヒカル

 

※1番

(宇多田ヒカル)

クローゼットの奥で眠るドレス
履かれる日を待つハイヒール
物語の脇役になって大分月日が経つ

忙しいからこそ たまに
息抜きしましょうよ いっそ派手に

朝昼晩とがんばる 私たちのエスケープ
思い立ったが吉日 今すぐに連れて行って
二時間だけのバカンス 渚の手前でランデブー
足りないくらいでいいんです
楽しみは少しずつ

 

※2番

(椎名林檎)

お伽話の続きなんて誰も聞きたくない

優しい日常愛してるけれど
スリルが私を求める

家族の為にがんばる 君を盗んでドライヴ
全ては僕のせいです わがままにつき合って
二時間だけのバカンス いつもいいとこで終わる
欲張りは身を滅ぼす
教えてよ、次はいつ?

 

(宇多田ヒカル)

ほら車飛ばして 一度きりの人生ですもの
砂の上で頭の奥が痺れるようなキスして

 

(椎名林檎)
今日は授業サボって 二人きりで公園歩こう
もしかしたら一生忘れられない笑顔僕に向けて

 

(二人)

朝昼晩とがんばる 私たちのエスケープ

思い立ったが吉日 今すぐに参ります
二時間だけのバカンス 渚の手前でランデブー
足りないくらいでいいんです
楽しみは少しずつ

作曲アプリ「Medly」について

今回紹介するのは、作曲アプリ「Medly 」です。

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作曲アプリといえば、iPhoneユーザーにとってはGarageBandの方が馴染み深く、このアプリをご存知ない方も多いのではないでしょうか。

現に私もそうだったのですが、Apps store で検索するとこちらのアプリの方が評価が高かったので、インストールしてみました。

 

このアプリの魅力はなんと言っても操作性です。

タップするだけで音階が設定できるので、素人でも感覚で操作できました。ドラックを利用する場面すらほとんどありません。

 

こちらが私が操作中の実際の画面です。

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そして、一つ一つのセクションはこんな感じ。

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1分程度の音源を制作するのに、1時間かかりましたが、操作でつまづく場面はほとんど無かったです。

ちなみに私は、まず自分の感覚でメロディーを打ち込んでから、アプリ内にスターターとして用意されていたループ音源を組み合わせて使用しました。

 

まだ私自身使い始めたばかりなので大したアドバイスはできないのですが、強いて言うなら利用する際は、安物のイヤホンではなく、なるべく「音質の良いイヤホンやヘッドフォンを使用すること」がオススメです。

長時間ピアノ音を聞くことになるので、キンキンした音だと頭が痛くなってしまうかもしれません。

 

作曲論について知らないどころか、まともに楽譜も読めない人間ですが、それっぽい仕上がりになって大満足です。

一部課金要素もあるのですが、無課金でも十分満足出来るクオリティだと思いますので、この自粛期間中に作曲で遊んでみたいと考えている方は是非試してみてください。